9秒58の時代は続くだろうなぁ

ドイツで行われている、世界陸上でジャマイカのスプリンター、ウサイン・ボルトが100メートルを9秒58の世界新で金メダルをとりました。

ボルト、9秒58で圧勝=塚原は準決勝敗退-世界陸上

北京オリンピックでは後半で腕を振らず、記録にはなりませんでしたが、そのときの実力のまま、今回はきっちり走って世界記録を作りました。今までの世界記録との差は0.11で、40年間でじりじりとあがってきた記録が一気に9秒5台になりました。今までのように記録が伸びるのであれば、40年間かかる、ということです。
ボルトはまだまだ現役で、記録の伸びる可能性はありますが、ボルト以外に出せる人はまずいないでしょう。2位のゲイも世界記録を更新したのですが、それでも決勝の走りをみるとボルトがひとつ抜きん出ています。
そうすると、今回の記録はもしかするとあと10年以上続くかもしれません。

ところで、どれぐらい速いのでしょうか?
100メートルを10秒で走ると、秒速10メートルとなり、時速に直すと36Km/hです。実際は走り始めは加速して、あるところからは同じ速度で一定となります。36Km/hというのは平均の速さですから、最大の速度のところはもっと速いです。多分時速60Kmに近い速度ではないでしょうか。

で、やってみて欲しいこと。スピードガンで選手の走っているときの速度をリアルタイムで表示できないかしら。

2009.8.18 追記
最高速度が記事に出ましたね。時速44.6キロだそうです。
世界新ボルト、時速44.6キロ/世界陸上最初の2秒ぐらいで9割がたスピードアップは終わっているみたいですね。直ぐに速度が上がれば時速60キロというような速度は必要ないですね。時速44キロだと大型動物としては最遅でしょうね。