川下りは世界的に楽しまれているレジャーですが、国によってアプローチが違うようです。
私はザンベジ川の川下りに参加したことがあります。ビクトリア滝周辺は一大観光地で、ちょっと危険なレジャーがたくさんあります。ボートサファリではカバに近づきすぎる危険があるし、バンジージャンプ、カイトによる遊覧飛行とか。ビクトリア滝を目前に見れるナイフエッジには柵がなく、気をつけないと落ちて滝100メートル以上下の滝つぼにまっさかさまです。
ザンベジ川の川下りでは空気ボートに乗り、一人ひとりがライフジャケットにヘルメットの装着が義務付けられます。半分ぐらいのボートがが転覆するからです。実際死者が出たことがあるそうです。
子供の救命胴衣着用6人中1人…川下り転覆時(読売新聞) - goo ニュース
日本の川下りは、転覆しそうでしない、ということがひとつのウリではないかと思います。転覆しそうに見せるけど、転覆しませんよ、という。しかし危険はあるのです。原発が安全、と言っていたけど事故を起こしたように、起きる可能性のあるものはいつかは起きてしまうものです。
そのためにライフジャケットがあるのです。海釣りなどでもライフジャケットは口を酸っぱくして着用するように言われます。こうした事故はいくら注意しても起きるときは起きてしまうのです。
私もザンベジ川では転覆し、メガネを失くし、あごに傷をつけました。
これからはこのような事故が起きないように、また起きても被害が最小になるように気をつけて欲しいと思います。