ネット報道のひとつの方向性かな

殺人と死体損壊、死体遺棄の初公判に関する報道がありました。
殺人の後、死体をばらばらに切り刻んで捨てているという事件ですが、テレビのニュースでは法廷でのないようについてはそれほど詳しくは報道されていませんでした。今までの裁判と違い、パソコンやホワイトボードを使うなどのパフォーマンス要素が増えていることが報道され、裁判員制度を意識している裁判の展開方法というイメージです。
ネットでは、裁判での検察官からの起訴状について報道しています。
【神隠し殺人初公判(1)】動機は「性奴隷にしたかった」 交際経験ない被告(10:00~10:15)
これは初公判の報告で、20まであり、検察が調べたことが事細かに書かれています。こういった細かい内容はテレビニュースでは報道されることがなく、ちょっと時間が経ってからワイドショーや、特集を組んだニュースの中での再現フィルムといった形で公開しているようです。
しかしこういった再現フィルムといったものは、演出されています。番組作成側は演出といいますが、程度の差こそあれ、やらせとおなじようなものでしょう。その点、今回のニュース報道は、速報性は非常に高かったです。公判を聞きながら記事を書いて、休憩時間にインターネットで公開する、といったような形ですね。裁判中は写真撮影は禁止されていますから、絵と文章での説明になります。文章の中で検察官の発言があります。一字一句発言と同じとは思いませんが、要旨はあっているとみなしていいでしょう。
裁判の内容についてはテレビ報道より、こうしたインターネットでの報道のほうが信用できるように思われました。