日本語の特色のひとつが、豊かなオノマトペがあることらしい。
オノマトペとは擬声語・擬音語のことで、漫画の効果音とかがそうである。
今日気が付いたのは救急車の音である。
「ピーポーピーポー」というあれである。この「ピーポー」はオノマトペであるが、ふと、私は「ピー(↑)ポー(↓)」と聞いているが、別の人は「ピー(↓)ポー(↑)」と聞いているかもしれないことに気づいた。
「ピーピー」ではないし、「ポーポー」でもない。「シーソー」と聞こえる人はいるかも。「パープー」はありそうだ。
なぜ「ピーポー」なのかを思ったとき、その音程がシーソーだからかもしれない。
「ピーポー」であれば、「シーソー」と母音が同じであるから。
しかし、「パープー」で考えると、「パー」はソの音で「プー」はシの音だ。
母音の「アイウエオ」には基本的な音程関係があって、オノマトペを作るとき、
無意識に母音を選んでいるのだと思う。