最近の面白そうなマンガ

漫画家の曽田正人は、「め組の大吾」で知り、「昴」のあと、月刊少年マガジンで「Capeta」を連載しているので月刊少年マガジンを読めるときにはCapetaだけ読んでいました。
ところが最近はマガジンに面白そうな作品がいくつか出てきました。
修羅の門」が復活したこと、「ましろのおと」で三味線を題材としていて注目してみようか、と思わせる出来であること。「四月は君の嘘」がそろそろショパンコンクールが山場に入り、ショパンコンクールの終了で連載も終わるのかもしれない「ピアノの森」に代わってピアノを題材としたマンガとして面白くなってきたこと、などです。
そしてもうひとつ、「ボールルームへようこそ」です。

ボールルームとは舞踏場のこと。社交界で男女でダンスを楽しむ場ですが、今では社交ダンスを披露する舞台で、いうなれば道場のようなところです。
なぜか。

社交ダンスはスポーツだから。
ウッチャンナンチャンのバラエティ番組で社交ダンスを取り上げ、一時的な人気になり、ダンス番組も作成されましたがあまり人気が出なかったようです。

それはバラエティとして作成したからでしょう。

社交ダンスはスポーツです。本来は名前のとおり、コミュニケーションのひとつとしてのダンスの側面がありますが、競技ダンスとしての社交ダンスがこの「ボールルームへようこそ」の扱うダンスです。

そうです。これはスポ根マンガです。
1巻が出て、主な登場人物の性格が出来てきたようです。そしてこのマンガは良作になる雰囲気が感じます。うまく続けば講談社漫画賞を取る作品になるでしょう。

いい作品は他にもあるので、順番という問題がありますが、5巻が出るころに入賞するのではないでしょうか。