福島原発1号がメルトダウン

とにかく注水して燃料の温度上昇を防がないと、といわれていた時点で、燃料の融解で底に核燃料がたまり、再臨界に達するのではないか、という危惧がありました。
どんどん水を送り込んで温度上昇は食い止められているんじゃないかと思っていましたが、今日のニュース。

核燃料の大半溶け圧力容器に穴 1号機、冷却に影響も

3月の時点で最悪の話として出ていたことが本当になろうとしていますね。
どこに穴が開いているのか不明ですが、穴から水が漏れている、ということは放射性物質も漏れている、と考えるべきでしょう。

それにしてはあまりニュースで大きく取り上げていないように思うのは、既に周りの住民は避難していて東電の復旧計画も始まったばかりで、計画に与える影響もよく分からないというのもあるでしょう。

もしかしたらですけど、溶融してしまったほうが冷やすには都合がいいのかもしれません。5メートルもの高さまで水をためる必要がなくなってますから。
ニュースでは水が漏れているが漏れた水がどこに行ったのか把握できていない、というのが怖いところですけど。

水棺にして放射能漏れを防ごうという計画みたいですけど、水が漏れては放射能漏れが防げないので、なんとかして水が循環して外に出ないようにしないといけません。

今回の水漏れがどこで起こり、水はどこへ流れているのか把握できないと収拾はつかないですね。その上溶融で放射性物質はさらに拡散しやすくなっていると思われます。
この間、事故のレベル7の宣言がありましたけど、これからも放射性物質を拡散され続けるとしたらチェルノブイリを越す可能性が出てきたのではないでしょうか。