ペニーオークションは法整備される前に逃げるんだろうな

この間、ペニーオークションのサイトの閉鎖、あるいは統合が続いている、という記事がありました。
ペニーオークションサイト、次々と閉鎖中

この時も消費者庁が急増する苦情の対処が始まり、詐欺まがいで訴訟されてはたまらない、と思ったのではないか、といわれていました。

サクラあるいはBOTと呼ばれる入札プログラムを使って入札金額を吊り上げているのでは?という疑惑があり、不正が行われている可能性がとても高い。
実際BOTをつかっているので、消費者庁が介入してきたら詐欺認定され、今までの売り上げを返還しなくてはいけなくなるのでその前に閉鎖して逃げよう、ということです。
それでもサービスですから、他のペニーオークションサイトに統合されました、という形で存続しているようです。その統合されたペニーオークションサイトももともと同じ会社の経営のようですけど。

そんなペニーオークションでまた苦情が表沙汰になりました。

苦情急増のペニーオークション「慎重利用を」国民生活センターが注意喚起

入札の度に同じタイミングで入札される(BOTがいる)、とか「落札したけど金がかかりすぎた」とか、「1円で落札したけど、サイトから『未入荷なので落札を取り消します』」といった相談が増えたそうです。

BOTだと、消費者庁などがサービスについて査察しなければ騙し通せるかも、と思いますが、落札したのに取り消す、とはいやはや、極悪です。

仕組み自体は違法ではない可能性があるのですが、サービスとして不正はいけませんね。ちなみにBOTを使って入札価格を吊り上げても、経験をしたユーザーは「入札は10回まで」とか回数を決めて入札するでしょう。BOTが入札しても主催側には収入になりませんから、何回か入札して落札できなかったユーザーは利用しなくなるでしょう。入札してもらわないと主催者は儲からないのでBOTを使いすぎた業者は赤字なのではないか、という指摘が上のSlashdotの掲示板ありました。

そういうこともあって閉鎖するペニーオークションサイトがでてきたのでしょうね。

消費者庁が介入し、法整備されるなどでBOTが無くなってからペニーオークションを始めるなら欲しい商品を格安で入手できるかも、しれません。

BOTがなくなっても詐欺臭いですけど。