深夜バス

都会だと、電車網が発達していて、終バスも日をまたいでいる時間帯まで営業していると思います。
しかし、地方に行くと、そんな夜ではバスを使う人は多くなく、営業できないのでバスの運行スケジュールはすかすかなのではないかと思います。
そうなると、バスを期待できない人たちは、家族の車による送り迎えや、自分で自転車やバイク、徒歩で移動することになります。

島根県立大生の3割以上、深夜に徒歩で帰宅

大学生なので若いから体力的には徒歩というのはそれほどの問題ではないでしょう。しかし治安の面からいうと危ないのは確かです。島根大は夜間のバス利用希望者が多数いることからバス会社に運行を要望しているというのがこの記事です。

ところで、バスは電車に比べて運行の時間は変化しますが、始発駅では時間道理に出発します。出発するまぎわに駆け込んで運転手さんが出発をちょっと待っている、というのはよくありますけど。
とはいえ乗客が少なくても乗り込んでくる乗客が見当たらなければ時間通りに出発します。深夜バスであれば、乗客のほとんどは仕事帰りでしょうから、出発駅かひとつ二つ先の駅で乗車するでしょう。出発駅での乗客が10割ということもありうるでしょう。それで乗客数が二人とか3人では、赤字になるのは当然です。

私はザンビアに住んでいたとき、地方都市から首都に向かうのに長距離バスを使っていました。このバスが朝の7時に出発なのですが、時間通りに出発はあまりありません。十分な乗客数が乗らないと出発しないのです。時間通りに出発すると、その日の夕方には首都につくのですが、乗客が集まらないと出発が昼になることもしばしば。そうなると途中で夜になるので、適当な町や道路上で停車し、夜明けを待つというのも普通にありました。

夜明けを待つのは論外としても、ある程度の乗客数が集まるまで、地方の深夜バスで出発を待ってもいいのではないでしょうか。

もしかしたらすでに一定の乗客数を待っているのかもしれませんね。