台風の名前

天気予報を見れば分かるように、日本では台風には順番を使っています。
今回上陸した台風は台風18号です。
しかし、ニュースの中で、「伊勢湾台風に匹敵する」といったような言い回しも聞きます。
これは台風が上陸して甚大な被害をもたらすと、記録に残すのですがその名前の付け方として、台風が上陸した地域の名前を使う習慣があったからです。
有名な台風としては、伊勢湾台風のほか、室戸台風枕崎台風があります。

ちょっと考えれば分かりますが、気象は世界的なものなので、ひとつの国で調査するより、国際協力したほうが便利です。
そこで世界気象機関というのがあるわけですが、
その中の台風委員会が2000年以降、台風の名前をつけるようになりました。
今回の18号はメーロー(Melor)という名前だそうです。

この名前は台風委員会の参加各国から提出された140の名前を使っているわけですが、日本が提供している名前は星座の名前を使っているようです。
台風の番号と名前

日本からの名前は、以下のものがあります。
テンビン てんびん座
ヤギ   山羊座
ウサギ  うさぎ座
カジキ  かじぎ座
カンムリ 冠座
クジラ  鯨座
コップ  コップ座
コンパス コンパス座
トカゲ  蜥蜴座
ワシ   鷲座

これらの名前で思ったのは、各星座の天球上の位置(緯度・経度)と、それを地球上の位置(緯度・経度)にあわせているのかな? ということ。
コップ座とか鯨座とか同じようなところの星座だったと思う。確信はないけど。

こういった名前付けにはちょっとしたエスプリを効かせていると思うので案外あっているんじゃないかな。