今日は平和を考えよう

ルワンダ大虐殺にフランス政府が加担、ルワンダ政府が報告書

20世紀は虐殺の時代だった。100万人規模の虐殺が何回か起きている。
最も最近のは1994年のルワンダ大虐殺だろう。
日本でもニュースになったが、どれほど悲惨だったのかはニュースでは伝えられていなかったように思う。
最近、伊東 乾氏(作曲家、情報学准教授)がルワンダを訪れ、ジャーナリストではない、一般人の目で
現在のルワンダについて報告している。
(CSR解体新書43から。http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20080521/158399/)
一連の記事は、復興に励むルワンダの現状を伝えているが、その中で、虐殺とフランス政府の関係について
記述している箇所があった。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20080714/165277/?P=4&ST=csr
フランス軍が駐留していた中学校があり、トゥチの人々はここに逃げ込めば殺戮を免れると考え近くの丘を目指した。
ところがフランス軍は静観を決め込み、虐殺は行われた。あまつさえ、虐殺の最中にバレーボールをして遊んでいたそうだ。
2万5千人が殺戮されたとのこと。

フランス政府としては、虐殺に対する責任を一切認めない、とのことだが、
今回のニュースにあるようなフランスの政治家や軍幹部について、詳細な調査が必要だろう。
少なくとも、フランス政府の声明より、私は伊東氏が生き残りの一人から聞いた、という話のほうを信じる。

8月6日は広島に原爆が落とされた日であり、平和を考える良い機会であるはず。
このニュースは8月6日にふさわしいのではないだろうか。