前もって話をあわせていたと思うなぁ。

ちょっと前に、ウクライナで「眠れる森の美女」展のニュースがありました。

リアルな“眠れる森の美女”展、キスで美女が目覚めたら必ず結婚。

この記事では、展覧されている女性は、来た男性からのキスで目覚めたら、結婚しなければなならない、というもの。

もともと婚約者がいるスタッフに姫と王子役をやらせているんだろうなぁ、と思っていたら今日の記事。

「眠れる森の美女展」でハプニング、女性のキスで美女目覚める
何かの間違いで一目ぼれした来場者のキスで目覚めたりしたらどうするんだろう? という懸念はありましたが、この記事は斜め上でした。
なんとキスをした来場者は女性です。
前の記事では来場者はおのずと18歳以上の未婚の男性に限られる、とあったのに女性が来場し、しかも展示している作品にキスをするとは。

ウクライナでは同姓婚は認められていないそうです。
そして展覧会を企画したぼらポラタイコ氏は二人は亡命を検討している、と話している、とも。

報道では二人の女性は同性愛者ではないそうですが、前もって画策していたんじゃないでしょうか。ウクライナでは同姓愛者であるなんて公言できないでしょうし、なにかしらの大義を作って外国へ亡命したかったのだろう、と思います。当然、主催者のポラタイコ氏も知っていたんじゃないでしょうか?
同性愛者だから、王子様のキスで目覚めることがなく、展覧会の途中で美女がいなくなる、ということも起きない。それで展覧会の最終日(記事では最終日かどうか分かりませんが)に女性のキスによる目覚めというハプニングを用意していたのではないかと。

ちなみに、ウクライナでは同姓愛を違法にしよう、という動きがあるそうです。
この展覧会の主催者は同姓愛違法化に対する抗議の意味をこめている気がします。