キュリオシティの調査に期待

火星探査機「キュリオシティ」が無事に着地し、火星の地表写真を送り始めてきました。
すべての機能が使えるようになるかどうか、いつごろ使えるようになるのかはよく分かりませんが、これから沢山の写真や調査データを送ってくれることでしょう。

火星はとても魅力的な惑星です。
薄いけれど大気もあり、極地方には二酸化炭素が主成分の氷があります。水もあります。ほとんど氷としての存在ですが、地下では地下水として液体で存在しているかもしれません。これまでの写真では水と思われる液体が地表を流れたことを示しています。
それがどれぐらい昔の話なのか分かりませんが、大気があるので地表は風化しますから、それなりに最近のことと思われます。

一番期待されているのは、直接的な生命の証拠ですが、火星の環境をより詳しく調べることも重要です。近い未来とはいえませんが、火星に人類を送り込み、長期間の滞在が可能になるでしょう。そして火星に定住する時代もきます。人類を送り込むには地表の情報をいくらでも入手しておくべきです。

今回の探査機は、太陽電池ではなくプルトニウム電池だそうで、砂嵐などで太陽光がさえぎられて電池が止まってしまう、ということにはならないので、予定の調査はすべて達成できるでしょう。
今回はある程度掘削もできるらしいので(数十センチ程度でしょうけど)面白いデータが得られるかもしれません。

これからの情報発表が楽しみです。