オリオン座のベテルギウス


ベテルギウスはオリオン座の1等星です。冬の南の空に見られる星座で、中学校の理科の教科書にも出てきます。
四角形の中に三つの星が並び、見分けやすい星座です。
そのベテルギウスですが、星の終わりである爆発が近づいているようです。

ベテルギウスに爆発の兆候 大きさ急減、表面でこぼこ

さて星座の由来としてギリシア神話があります。オリオン座のオリオンというのもギリシア神話にでてくる勇者のひとり。

オリオンはアポロンと仲が悪く、アポロンの策略により女神アルテミスに弓を射させてオリオンを殺してしまいます。
嘆いたアルテミスはオリオンを空に上げ、星座にしました。

さて、ベテルギウスが爆発すると、今のベテルギウスのところには明るい青雲のようなものができるでしょう。一説には爆発の様子は満月と同じくらい明るく輝くだろう、といわれています。

これを知って、次のような話を思い浮かびました。

アルテミスはそうと知らず、オリオンの頭めがけて弓を放ちます。ところが気づいたアルテミスは寸前のところで弓の方向を変えましたが時既に遅し。弓はオリオンの右肩にぶすり。オリオンの肩から血しぶきが吹き上がります。
アルテミスは自分の不手際を嘆き、戒めとしてオリオンが傷つく情景を夜空に描くこととしたのです。