緊急地震速報の記事で気になったこと

岩手県で震度6強となる地震が起きた。
今回の地震は直下型ではなく、マントル内が震源となる深部の地震で、緊急速報が間に合わなかった。

岩手北部地震 緊急速報20.8秒後 震源地域間に合わず

この記事で指摘しておいた方がいい、と思ったのが、以下のところ。
以下、引用
 気象庁は、地震検知から20.8秒後に震度5弱程度の揺れになると予測し、緊急地震速報を発表した。震度6強を観測した岩手県洋野町など岩手県全域、青森県南西部などは間に合わなかった。一方、震源から100キロ以上離れた地域では、強い揺れの前に速報が伝わった。
引用 ここまで
この文章の、「震源から100キロ以上離れた地域では」という部分。今回の地震は「震源の深さは約120キロ、マグニチュードは6.8」ということだから、地表のどの場所でも震源から100キロ以上離れている。
なにか、というと震源の真上のことを「震源」という間違った認識をしているということ。

震源の真上の地表は、震央という。地震の基本事項については、高校の地学で学ぶが、日本のように地震の頻発する国ではもっと早い時期から地震について教える必要があるだろう。小学校のときから地震についてもっと教えるべきだ。
マグニチュードの式とかは対数が分からないと理解できないので、それは高校でしか学べないけど、震源・震央・P波・S波・表面波・震度とマグニチュードの違い、といったことについては言葉の意味、使われ方と地震のときの対処方法(これは教えている)を教えないといけないだろう。