ドキュメンタリー

夜中に目が覚めてテレビをつけたら「テレメンタリー2007」が目に入った。
今回は、小児がんにかかり、余命2ヶ月と診断された子供と家族の物語。
愛しているよ、カズ

母親が病気の息子に「愛しているよ、カズ」と呼びかけると「俺も」と答える。
余命2ヶ月の診断だが期限を過ぎても元気に動き回る。クリスマスのプレゼントに妹が欲しいと願う。運命のいたずらか、12月半ばに予定日となるが、カズくんの命はもたなかった。

涙なくしては見れない。
画像は淡々と出来事を記録しているように思う。

母親はカズくんの死の間際、抱くときにいつも掴む自分の髪を看護婦に切り取ってもらい、握らせる。握らせながら「愛してるよ、カズ」と何度も呼びかける。
返事はなく、両親に抱かれてカズ君は命を灯を消す。

カズ君の亡くなった数日後、母親は娘を産み、カズ君が名づけた名前をつけた。

【追記】3/7
制作会社スタッフからコメントを頂きました。ありがとうございます。

ドキュメンタリーは真実を伝えていると思うけども、編集によって、また演出によって、事実を隠蔽していたり、誤解を与えたりする。
「やらせ」問題は常に映像作成につきもので、ドキュメンタリーでは特にそうでしょう。
映像を見るときは演出を差し引かなければいけないのだろうけど、とても難しいものがあります。「映像作品の見方」の指南が欲しいですね。