教師の担任制は再考してみてもいいのかな。

教育者はサラリーマンと違って、給与制は本来マッチしないものだと思うのですが、その趣旨に便乗して教師に仕事を任せすぎてきたのが最近の教育問題の根幹にあるのではないでしょうか。
授業のほかに担任を持ったらクラス運営があり、部活動の指導、はては保護者への対応まで。
学校の週休二日制は、教師に対する過労を軽減することが目的だったのではないかと思います。土曜日には教師には休暇を、子供たちには社会経験を。というのが理想だったような。
実際に土曜日のための教育システムは予想ほどには機能していなかったのではないでしょうか。
週休二日制の導入以降、学力が低下しているのではないか、と思われる報告が毎年のようにあり、改善のために学校週6日制を復活させようという動きがあるようです。
学校週6日制、導入検討 文科相「世論の理解ある」

大事なのは教師の負担をなくして、教師の教育に対して能力の密度を上げることじゃないのか、と。
教師に週休3日の週4日勤務制にして、二人で週6日をカバーするようにするといい。
二日かぶりますから、二人で1教室の担任にして、月曜日と木曜日はどちらか(あるいは一緒に教室で作業して引き継ぎとかを行う)が担任としての仕事をし、他方が教室外活動とか授業のサポートや研究というような仕事(別の学校へ研修というのもいいでしょう)に費やせば、密度の濃い教育が可能になるんじゃないでしょうか。