小学館のヤングサンデーは、青年層向けのマンガ雑誌であるが、小学館が出している青年向けマンガ雑誌の本流は、ビッグコミックシリーズである。
ビッグコミック、ビッグコミックオリジナル、ビッグコミックスピリッツ、ビッグコミックスペリオール、である。
青年誌に連載されているマンガの特徴として、マンガらしくない、というのがあるかもしれない。なにか、というともともとのマンガの表現手段である「デフォルメ」といったものが少ないのだ。連載で描かれるのは人情模様であり、ドラマだ。
であるから、テレビ番組としてのドラマの原作として良く取り上げられる。
今回始まった「あんどーなつ」もそうだ。「あんどーなつ」はビッグコミックオリジナルでの連載作品で、主人公の「安藤奈津」が和菓子職人としての成長を描いている。私もこのマンガが好きだが、テレビドラマの方は多分見ないだろう。
あんどーなつの面白さのひとつは、和菓子というものに対する雑学でもある。
このドラマで和菓子のビジネスチャンスとすることができれば、面白くなるのだけどね。