デモ以外の主張の方法はないのかな

デモ活動は、暴力を使わない政治意見の示威活動として、広く利用されている手段です。
先日は総理大臣官邸周辺で、大飯原発再稼動に反対するグループがデモを行いました。

デモの参加者が何人なのかは良く分かりませんが(4万といっているところもありますが、そこまでの人数が歩道に並べるほど総理官邸周辺は広くないでしょう)、アピール効果はあったのではないでしょうか。

しかしデモについては、うるさいとか通行の邪魔、といった意見もあり、反対意見の人を増やしてしまう可能性があります。
情報化社会の現代では、デモといった行為は以前ほど効果を上げないような気がします。

そこで、デモではない、社会に対して効率的な政治運動を模索する必要があるでしょう。

デモではないですが、報道会社が独自調査アンケートなどで世論の動向を伝えています。これは無作為に統計的に有意となる人数にアンケート調査を行って社会の意見の傾向を調べよう、というものです。

また、市民活動でよく使われるのが署名活動です。
一定の署名者名を集めることで、住民投票の実現に繋がる、ということがあります。
民主主義の社会では、結局のところ国政選挙での票の数が力なので、票の数を示すことが影響力となるでしょう。

数が集まるなら、署名活動が今の社会では一番効率的な気がしますが、戦略として、デモをして問題意識を喚起し、署名活動で意見を集約しよう、ということになるのでしょうか。

しかしデモをしている団体に対して署名活動に署名したくなる、という人はあまりいないように感じます。

ネットを使って署名活動、というのがありますが、あまり効率的では内容に思います。単に知られていないだけでしょうけども。実際体を動かしての意思表示が大事なのかもしれません。大きな声とか集まって行進するといった行為が見る人にインパクトを与え、またそれぞれの個人の能力に依存していないという点で非常に効果的なのでしょう。

う~ん、デモ以外に有効な示威活動って思いつきませんね。あればデモに批判的な人をとりこめるんじゃないか、と思うのですが。