元東京都知事の石原さんが東奔西走して何とか人をまとめて民主党・自民党に次ぐ第3党を作ろうとしています。
雨後の筍のごとく小数政党が乱立している中で、それらの党を取りまとめひとつの党とできれば、選挙区での票の取り合いなど選挙が有利になることは明らかです。
通常、政党というのは同じ理念の元に政策を打ち出し、賛同する議員が集まったものです。ところが今ある新興政党はそれぞれ別々の政策を掲げていて、賛同するのは難しいと思われます。
確かに、大きな政党は、政党の中にグループがあり、グループが違うと政策に対する考えも違っているようなので、ある程度の違いは吸収できるのかもしれません。
そう考えると、石原さんが目指しているのは選挙対策としての第3極であって、議員それぞれの政策に対する意識というのはそれほど重要視していないのかもしれません。
各議員に対する政党からの投票圧力、すなわち党議拘束が薄ければ、政策の違いというものがあるときに政党として党議拘束しなければ、新興政党も協働できるのかもしれません。
まさに、選挙のためだけの政党。
それもひとつの政治の形としてあってもよさそうな気はします。
実際には無理でしょうけど。政治において数こそ力で、党議拘束を用いることで力を得るこtができるのだから、石原さんのような権力欲丸出しの人が党議拘束をしない、なんてことができるはずありませんよね。