トラヴェルソの音程

今年購入したトラヴェルソ(バロック・フルート)は、音程がおかしい、と思ったので一回、調整に出しています。ポーランドの作家なので英語でやりとり。
これで音程も直ってよかったよかった、というところだったのですが、昨晩油を塗って、今朝、ちょっと吹いたらなんだか音程が気になる。
そこでチューナー使って吹いてみると、第2オクターブのDが高い。
え~? と思ってよくみると、キーできちんと穴が押さえられていなかったみたい。
Dの音だと右小指を離し、唯一のキーが穴を押さえるのだけど、ばねが弱くなっていたようで、ちょっと押さえが足りなかったために音程が下がりきらなかった、と。

そこでキーを外してばねをちょっと強くなるようにつまんでくいっ、としたら、ぽろっ、とばねが取れてしまった。

瞬間接着剤で付け直して安定するのを待っています。

トラヴェルソはほとんどの穴を自分の指で直接穴を押さえるので、音程の微妙な違いは角度とか吹き方や、替え指で対応するのですが、それでも限度はあるわけです。キーで抑える最後の穴は自分の指ではないのでおかしい時に気づきにくい、というわけですね。