昨日、福島原発では2号機に内視鏡を送り込み、内部の撮影を行ったそうです。
内部をしりたいのはやまやまですけど、穴を開けるわけですから、内部に充満している放射性物質が放出されてしまう懸念があります。
どれだけ放出されるのかは前もって予想していたと思いますけど、やはりというか結構な量が放出されたようです。
福島原発で放射性物質の放出増加 内視鏡調査などが影響か
しかし、この撮影のために技術者が原発のすぐそばに来ていると思うけど、どれ位の距離にいたのだろう?
テレビのニュースでは撮影内容についての話ばっかりで、どういう準備があって、どれほどの危険と隣り合わせなのかは報道していませんでした。
私は内視鏡で原発内部を撮影、と聞いて、そんな危険なことして大丈夫なのか?というのが先に頭に浮かんだんですけどね。
逆に内部撮影が出来るくらい安全になりましたよ、というアピールもあるのかもしれません。
内部撮影に関しては予想より水位が低く、水面が確認できなかった、ということで、予想とのギャップの水量はどこへ行ったのか、が気になります。
海に流されたんだろうと思いますけど、水がどういう風に動いているのかは把握していないでしょう。
NHKスペシャルで東京湾の放射能調査があって衝撃を受けた人が多かったようですが、福島の海岸沿いから石巻港の海底にも結構な放射性物質がたまっていそうに思えます。
放射性物質は重くて海底に沈殿しているでしょうから、鯛や平目、海老などの海底付近に成育する生物の放射能測定結果を知りたいところです。