従量課金は公平かも

日本で携帯電話やスマートフォンを利用していて、電話だけでなく情報通信(ネット)も使っていると、パケット使用料がとんでもないことになります。
定額制度にしていないことを忘れていて、あるいは特殊な使い方で定額のパケット通信にあてはまらない利用方法で高額な請求が発生することがあり、それでちょっとした社会問題になりました。携帯で子どもがゲームに夢中になり、プロバイダ(auとかDoCoMoとか)からの請求金額が10万円単位となってしまった、といった話です。
そのため、今ではどれだけ使っても上限の数千円で済む定額制が広く契約されています。

しかし、魅力的なコンテンツが増え、コンテンツの契約の問題などもあって、四六時中ネットワークを利用する使い方が広まっているようです。たとえばネットラジオとか。
そうすると、提供しているデータ通信量に対して要求されるデータ通信量が多くなりすぎ、結果的に速度が低下するとか繋がりうにくくなる現象が発生します。
アメリカではそういった利用が増えたために、定額制ではなく、利用量に応じた従量課金制にうつったそうです。

「パケット定額プラン」がアメリカ最大手の携帯電話会社でも消滅、従量課金に移行

通信料定額制は、安心して使える点で便利ですが、たくさん使う人とあんまり使わない人とが同じ料金という不公平さがあります。
適切なパケット通信料で従量制にするのはいい事なのではないかと思います。

ただ、今のパケット料はあまりにも高すぎます。通信にしても、欲しい情報だけでなく、広告であるとか重複した情報であるとか、欲しくない情報を勝手に送り込んでくるので、そういった望んでいない情報通信に対して課金されることは問題です。

従量課金にするなら、少なくとも広告主から受信者に対して通信料を負担するぐらいはしてほしいものです。

納得できるパケット通信料であれば、従量課金はいい方法だと思うのですけどね。