最近の天文関連のニュースで一番面白いのは、太陽系外の惑星の発見でしょう。
特に、グリーゼ581という恒星の周りに見つかった惑星は面白い。
ウィキペデディアを読むと、この恒星の周りには6つの惑星が発見されています。特にグリーゼ581cとgは(発見順に、b,c,d,・・・とアルファベットがつけられています)惑星は恒星からの距離がちょうど良く、もしかすると惑星状に水が液体として存在しているかもしれません。今後詳細な調査の対象となるでしょう。
数十年後か百年以上か判りませんけど、太陽系外の惑星調査の探査船を送る、となると第一の候補となるでしょう。
そんなグリーゼですが、こんなニュースがありました。
地球外知的生命体らしき存在からの信号を確認 / ラグバー博士「未知の文明からの可能性が高い」
これは全くの間違いで、元記者の理解不足と翻訳ミスが重なったものみたいです。実際に変なパルス信号はあったみたいですが、グリーゼの方向とは全く別なところからで、1度しか受けていないために発見者も保留しているものです。
この記事(ロケットニュース)が出て、ちょっとツイッターでは話題になったらしいのですがすぐに翻訳ミスなのがわかり、ガセであることがはっきりしました。でもmsnはトップ画面のニュース欄で記事のトップに持ってきています。
編集者はちょっと不注意じゃないでしょうか。
ネットニュースでは記事の信頼度が極端に低いように思います。
ツイッターでも2ちゃんでも最新のニュースは流れてくるでしょうけど、その真偽はあやふやです。
第一報として気にしておきたいニュースではあっても、ニュースというより出回り始めた情報として眉毛に唾をつけておき、その後の新聞や信頼できるサイトからの続報を待つべきでしょうね。msnは信頼できるサイトではない、ということが今回わかりましたけど。ポータルサイトとしては恥ずかしいと思って欲しいですね。