歴女ってどの時代までが対象なのかな

この間、電車に乗っていると隣の女の子が本を読んでいて、どうも歴史関係の本らしい。
ちら、と見たら近藤勇の名前があって、幕末か、と思い、ふと、最近歴史好きな女性が増えて、歴女というらしい、ということを思い出した。

幕末は大河ドラマでやっているし、新撰組とか女性に受ける要素がいっぱいだなぁ、とか思うわけですが、歴女が扱う歴史は果たして幕末までなのかなぁ?と疑問になりました。

私が中学生のころ、日本史と現代史の境界は20世紀の始まりだった気がするのですが、最近は第2次大戦になるのでしょうか?

というのも存在の不明な老人についてのニュースがありましたが、長寿というと100歳というのを考えると、明治生まれの最後の人たちが100歳前後だからです。つまり、当時の社会についての生の声が聞ける、ということ。

私が子供のころは、日清・日露戦争の体験談を聞くことができました。当時の生き証人が目前にいると、歴女の人たちが持つイメージというのは作り難いでしょう。写真や動画があるにせよ、歴史上の人物はすでに想像上の人物との違いがあまりなくなっている、といえます。

勝手な思い込みかもしれませんが、歴女の人たちが持つ歴史上の人物に対するイメージは彼女たちの手によっていかようにも変化されているようです。そういう人物評の変化はもうその人が歴史の中の情報としての存在であり、本当の人物としての実感がないのではないでしょうか。

すると、そろそろ東郷平八郎萌え~とか、岩倉具視萌え~とかが出てきてもいいのかな、と。