この活動が広がるといい

去年のリーマンショック以来、就職氷河期となっています。
約20年前のバブル崩壊後と同じように就職先が決まらず年を越すような大学4年生が多くなりそうです。
バブル後の時には無かったと思うのですが、今年は就職の決まらない大学生が活動を起こしました。

就活に不満、学生がデモ 札幌中心部で

人数的には少ないのですが、こうして社会にアピールするというのはいいことです。日本の就職の異常さというところで、新卒偏重があります。新卒の大学生は本当なら卒業のために卒業論文に力をいれ、実験や書類整理で忙しいはずです。ところが新卒偏重のため、卒業論文に割ける時間が減り、大学での勉強の意味が半減しています。
理想的にはいつでも就職活動して、新卒も中途も同じようにしてもらいたいです。
大学4年生は、第一に卒業研究と論文作成であり、卒業が決まってから就職活動に勤しめるような社会になるべきです。

このデモが何を目的としているのかは良く分からない部分もありますが、今の日本の情勢が非常に悪いのは間違いないのですから、当事者たる4年生が活動を起こしたことはいいことでしょう。