火星の水

フェニックスが火星で氷を確認したのが今年の5月でした。
それにより、火星の地下には氷が存在していることがはっきりしたのですが、今回のニュースではその氷の純度と、発見場所が注目です。

隕石衝突で火星の氷露出=NASA周回探査機撮影

記事にあるように、火星に隕石が衝突し、地表がえぐれたために地下の氷が現れたものです。小さなクレーターで、直径が6メートル深さが1.3メートルというもの。緯度的には北極と赤道の中間ぐらいということですので、北緯40~50ぐらいか、見かけ上中間ぐらいということならば北緯30度ぐらいということになります。しかも氷の純度は99%とのこと。

将来、火星に基地を作るとき、地下を掘ると氷がある、というのは大きなアドバンテージです。今回のクレータでは、深さがほんの1メートルちょっとです。
もっと地下には大量の水が眠っているのは間違いないでしょう。

月面に水酸化物が見つかったというニュースもありましたけど、21世紀は太陽系内で重要な発見が続々見つかるのではないでしょうか。
今回の発見にしても、写真は去年の10月でした。解析に時間がかかって9月の発表になったのでしょうけど、今後、分析技術の向上でより速く詳しい解析が出来るようになれば、さらなる発見もありうるでしょう。

金星調査はどうなるかなぁ。