スポーツ選手の学歴

プロゴルファーの石川遼氏が大学進学を希望しているそうです。毎週ゴルフツアーで学校も単位を取るのでいっぱいいっぱいじゃないかと思うのですが、スポーツ優待や推薦で行ける学校は結構ありそうです。

一流のプロスポーツ選手は普通のサラリーマンの生涯年収に匹敵する収入を数年から10年程度で稼ぎます。ゴルファーの石川氏は高校生ですが、国内の賞金ランキングで1位になりそうな勢いです。たいていの人は、大学で学んで、就職に生かすものでしょうけど、石川氏の場合はすでに世界でも通用するゴルフの技術を持っているわけですから、大学は本当に勉強と交友関係を広げるため、と言うことになるのではないでしょうか。
ホリエモンなどは石川氏が大学に行くことをあまり意味があるようには思えない、とブログで書いていますが、石川氏のような人のほうが目的を持って大学で学べるでしょう。社会に出て、仕事を始めてからもっと勉強したくなる、という人は多いと思います。仕事をすることで勉強の目的がはっきりするからです。
石川氏がプロゴルファーとして大学で学びたいことがいろいろあるのではないでしょうか。心理学であるとか比較文化論であるとか、いろいろあるでしょう。
大学にはその道のプロフェッショナルがいて、講義を聴くことが出来ます。講師によっては講演会があって一般の人も話を聞くことが出来ます。しかしその場合はたった1~2時間程度です。その人の研究のホンの触りでしかありません。大学では1コマ90分で半年間から1年間にわたって講義を聴くことが出来るのです。

石川氏に大学に入れるチャンスがあるのであれば、入るべきです。

ゴルフを研究するのもいいでしょうし。
スポーツ選手は体が資本で、故障したときの保険としても大学で学ぶことは有用でしょう。

ホリエモンは大学で得るものがなかった体験から大学無用をいうのでしょう。それはちょっと特別な人の見方でしかない。もしかしたら石川氏もホリエモン側の人かもしれないけど、それでも大学で得るものはあると思います。