パソコンで音楽を作ろうというときに使うシステムをDAWといいます。
Desktop Audio Workstation だったかな。
何が必要か、というと
パソコン
オーディオインターフェース
キーボード
ソフト
音源
といったものです。ソフトだけでも作ることができます。ソフトには音楽編集のためのオーディオ編集機能とか、MIDIの編集機能とか、ミキシングの機能とか、ソフトシンセサイザーでソフトウェア音源とか、といったものがふくまれます。
それらの中で、楽器の役割を果たすのが、ソフトウェアシンセサイザです。これはVSTiと呼ばれるプラグインとしてDAWのソフトに追加できるものです。
手持ちのソフトではない音が欲しい、もっとリアルな音が欲しい、ということに鳴れば、市販やフリーのVSTiを探して、インストールすれば新しい音を手に入れることができます。
私が今欲しいのはパイプオルガンの音。オルガンは結構単純な音で、私の持っているSC-88stの音でもそれなりですが、パイプオルガンの特徴となる、ストップによる音色の変更といったことができません。すでにあるいくつかの音色を組み合わせるぐらいしかないでしょう。
これがらしいかなぁ、と思っていたのが、EastWestが出しているSymphonic Orchestra というVSTi。基本はオーケストラの楽器なのだけど、チャーチオルガンが入っているので、このオルガンは使えるんじゃないかな、と。またオケ楽器も高品位みたいだから高いけどその価値はありそう。本物の楽器って高いですから、これくらいの値段がしてもしょうがないという気がします。
ところが、ニコニコ動画でオルガンのアップがあったので、聴いたらとてもいい。PCソフトで鳴らしたオルガンというけどまさに本物。何でもHauptwerkというソフトらしい。調べたら、ここのことみたい。
Hauptwerk - virtual pipe organ
このソフトは、MIDIでもってオルガン音源となり、キーボードとかDAWのソフトとかで使えるもの。すごいのがその音源。世界各国の歴史的オルガンの音を録音しています。当然すべての音を入れるわけではなく、追加のデータとして各国のオルガン音があります。このサイトのInstrumentからオルガンを検索でき、世界中のオルガンの音が自分の前で聞こえてきます。もし、キーボードをもっていてMIDI端子がついており、このソフトでうまく接続できれば、このソフトを使ってあなたのキーボードでミラノの大聖堂のオルガンを演奏できます。
ストップの入れ替えとかの「カタッ」という音まで再現しています。
これは欲しい。Basicモデルで224ドル。Advanceで539ドル。プラス、オルガンを追加するならそれにもお金がかかるでしょう。 とりあえずトライアルバージョンをダウンロードしてみます。