演奏会に行きました。

ミクシィのコミュニティ(高校のときの部活動の仲間たち)で後輩に作曲家がいて、今日、演奏をする、というので行ってきました。
演奏会は地元の音楽家たち、というもので筝、フルート、ピアノ、声楽、室内楽(ピアノ、バイオリン、チェロのトリオ)というバラエティに富んだものでした。

プログラムは以下のとおり。
新井 敦子(筝) :「上弦の曲」 沢井忠夫
          「汽車ごっこ」(「三つの遊び」より) 宮城道雄
藤田めぐみ(フルート):「序奏とロンドop.98) クーラウ
石川 裕子(ピアノ):「鏡」より「洋上の小舟」「道化師の朝の歌」 ラヴェル
馬場 一峰(ピアノ):「飛騨高原の早春によるパラフレーズ」 小林秀雄
           「喜びの島」 ドビュッシー
花岡 久子(ソプラノ):「さくら横ちょう」 中田喜直
            「ヴィラネル(牧歌)」 デラックァ
            「スィンク・オブ・ミー」(「オペラ座の怪人」より) ウェーバー

川上 統(作曲・ピアノ):ピアノトリオ組曲「甲殻」より「ハナシャコ」「ワレカラ」「ミジンコ」「タカアシガニ」「ウミサソリ」「シオマネキ」

川上さんが、高校の後輩に当たります。

「上弦の曲」は非常に良かった。筝と尺八用の曲。現代の筝の曲なんだけど、伝統的な日本的の音階を使って、筝曲らしい曲。しかし尺八は惚れ惚れする音色でした。尺八の表現力は感服せざるを得ない。涙が出るぐらい良かった。
「喜びの島」これは漫画(及びドラマ化された)の「のだめカンタービレ」で使われていたので大衆受けしやすくなった曲かも。ピアノ演奏を聴いていて思ったのは、見る打鍵の強さと聞こえてくる音とのギャップ。確かにfffの強さなんだけど、もう少しガーンとくるんじゃないだろうか。ホールも中ホールで小さめなんだし、私は前から6番目ぐらいで非常にいい席だったからピアノのせいだろうな、と感じました。そのかわり、他の楽器や声楽の伴奏として使うと、マッチしていい響き。

川上さんの「甲殻」はピアノとバイオリン・チェロのトリオ。甲殻類をイメージして作られた曲だそうです。バイオリンの音が甲殻類のわしゃわしゃした足の動きみたいでした。曲の作り方がそれぞれの甲殻類の特徴を現していて、面白かった。
演奏するには、百科事典で甲殻類を調べないと感じが出なさそう。少なくとも自分が演奏するんだったら調べないと。

明日は私がいた室内学部の定期演奏会があります。行けるかな。