食人は現代もある、かもしれない

先日は、豚の丸焼きがなかなかシュールでしたけど、今日のGigazineさんは食人です。
「日本人が一番ウマい」人食い首長人肉を語る

食人自体は、結構最近まで確実に行われていた。たいていは異常者による犯罪行為として、ですけど。このことについてはこの本が詳しいです。
図説 食人全書
マルタン モネスティエ
原書房

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この本は2001年に出版で、中で使われている情報の最新は20世紀のものです。たとえばこの本の383ページには20世紀の食人の事件がいくつか語られています。
「1996年、家賃の滞納に怒った家主の息子は滞納者を殺し、切り刻み、前腕をフライパンで揚げて食べた」と書かれています。1996年といえばWindows95が出て、インターネットが広がり始めた年ですね。情報社会でも食人が起きてしまう、というのは驚きです。
それはともかく、パプアニューギニアの食人族の酋長さんが、日本人はうまい、とのこと。喜ぶべきか悩みますね。記事内で「クールー病の患者が時々でる」と書かれているのが現実味を増しているというか、いつ日本人を食べたんだよ!とか気になります。

食人全書ですが、古本屋で購入しました。写真や図もふんだんにあって、貴重な本だと思うのですが、なんと言うか、奇書ですね。よくもここまで資料を集めたもんだ、というもの。白黒だからまだましかも。フルカラーだったりすると吐き気を催すでしょう。白黒でもグロテスクなのは変わりません。
ネットでも死体を取り扱っているサイトがありますから、見たければ(薦めませんが)見ることができます。見るもんじゃないですが。本書は食人についてたくさんの記述がありますが、ウソっぽいのもあります。写真は本当っぽいですけど、単なる絵画も多いです。人肉の調理方法も書いてあります。まぁ、肉ですね。
知識欲が沸いてくるなら読んで見てもいいかも。