月刊漫画雑誌「アフタヌーン」では7月からいくつか新連載が始まっています。
赤ちゃん子育て漫画なのですが、かなりまじめな作りになっています。
「ぢごぷり ~地獄のオシメさま♥~」
「ぢごぷり」とは「地獄のプリンセス」の略だそうです。
本格子育て漫画と銘打つだけあって、表現はグロテスクとさえいえます。母親は18歳でいうなれば「萌え」な絵柄なのですが、赤ちゃんははっきりいってかわいい、とはいいがたく描いています。実際に生まれたばかりの赤ん坊を見た人はわかるでしょうけど、サルですから。
作家は、木尾士目氏。前作の「げんしけん」は結構ヒットしました。アニメ化したし。
作品内では3時間ごとの授乳とか、げっぷとかといった赤ん坊の生理現象も、母親の生理現象(出産直後の尿失禁とか)についても描かれていて、これからの展開が面白そうです。母乳で育てているので、おっぱいの描写もリアルです。血管が浮き出ているとか、硬くなって痛がっているとか。
主人公の女の子は双子で、生まなかったほうが必死に手伝おうとするのですが、うまくいかなかったりしてます。双子にしているのは、出産によってどれだけ女体が変わるのか、を表現したいためじゃないかなぁ、と私は勘ぐっています。
私は結構面白いと思って読んでいますけど、どれだけ人気が出るかは微妙ですね。赤ちゃん(夢子という名前)がだんだんかわいくなっていくのでしょうか。
ちなみに今号では生後14日目になって母親の沖浦あゆみが育児ノイローゼになりかけてます。次号でどうなるか!?
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