縄文の音を聴けるかな

縄文時代石笛、貝塚から 熊本県宇土市、西日本で初(共同通信) - goo ニュース

音楽は、音になってはじめて存在価値があるということができよう。音にするための指示書として楽譜があり、音を出す道具として、声や楽器がある。
楽器は製作者の技術向上などで、変化していく。
楽曲が作成された当時の楽器をピリオド楽器というが、実際に使われているのは、当時の楽器が残されているので、そのコピーを使う。また企画して当時の楽器のオリジナルを使って演奏することもある。
忠実なコピーを作れば、当時の音が再現できるはず。
「はず」というのは音楽の表現方法については議論の余地があるからだが、生成される音そのものは当時と変わらないと考えていいだろう。

今日のニュースは、縄文時代前期の轟貝塚(熊本県宇土市)から石笛が発見された、というもの。全国で数例あり、西日本では初めて、とのこと。
甲高い音がするということなので、ホイッスルのような音であろう。

甲高い音というのは、非日常的な音だから(だから警告音として使う)、祭儀的なもので使われていたのではないだろうか。
銅鐸と一緒に使われたのだろうなぁ。