F1で環境問題提起

ホンダのF1チームのコンセプトが環境だそうだ。

環境破壊の最先鋒と目されるF1で環境保全をコンセプトにするのは相当な覚悟が必要だと思われる。
当然ながら、批判がホンダには送られているようだ。

今回のコンセプトは単なる問題提起である。
ホンダに本気で環境保全をしようという気があるとは今のところ思えない。
モータースポーツは環境を破壊することで成り立っているのだから。
その上で今回の問題提起は、F1を無くす、あるいは方向性を変えようという動きの始まりかもしれない。
ホンダが圧倒的な強さで優勝し、環境問題からF1を抜けることとなれば、F1の存在価値が半減するかもしれない。
F1から抜ける前に、「環境問題に取り組む」姿勢を出すことで、今後のホンダの企業価値が残るようにという考えがある気がする。


追記。
ホンダの今回の発表で、結構スポンサーがついているらしい。
もし、今回の活動でそれなりの効果があればホンダのF1参戦を続けることが可能になるだろう。またF1を初めとするモータースポーツのイメージ向上に繋がるかもしれない。
そのためには、F1で増加されるCO2の倍の量のCO2削減に成功することだ。
CO2削減量が増加量と同じではF1をやらない方がましなので、F1を続けるにはF1がなくなることよりも続けることでよりCO2削減が見込めなくてはいけない。
ホンダがこのことを理解したうえでの環境コンセプト宣言であるとすると非常に思い切った行為である。また、環境保護の団体はF1でどれだけのCO2の増加があるのか、計算、公表し、ホンダの活動でどれだけCO2削減が見込めるのかを追跡調査してもらいたい。