企業ブログのあり方

今日のgooブログランキングで気になったのは、「腸科学ブログ

ブログのアドレスから分かるように、ヤクルトの企業ブログである。
内容も気をつけてみると、ヤクルト社内へのインタビューであったり、
ページの一番下にはヤクルトのロゴがあったりする。

ブログの作者(というか案内係)は中見鏡子と言っている。仮想の社員であると思われますが。
このブログは表立ってヤクルト社が作ったブログ、という風には作られておらず、一見すると「中見鏡子」という個人が作ったかのような印象を受けるのではないだろうか。

企業がブログを宣伝に使うのはよくあるが、このブログは「『腸』について調べてみました。調べた内容をブログで公開します」というコンセプトになっている。

人々が腸に関心を持つようになる→腸内細菌が大事だと認識するようになる→腸内細菌の研究と乳酸菌製品販売を行っているヤクルトを気に入ってもらえる→売り上げが伸びる

というようなことを目論んでいるようだ。
ヤクルトは乳酸菌や目玉商品である「ヤクルト」で知られているし、プロ野球のオーナー会社でもある。

ヤクルト社内での研究成果や腸内研究を啓蒙することは企業の社会貢献のひとつと考えていい。

でも、ウラがあるようなブログの作り方はいかがなものか。

私にはこのブログはいやらしさを感じてしまう。