トリビアが嘘っぱちでは駄目でしょう

フジテレビ「トリビアの泉」で「演出」 捏造は否定(朝日新聞) - goo ニュース

トリビアの泉は人気番組だったので、トリビアに出た題材は学校や職場で話題になったのではないだろうか。
しかしそれが捏造となるとトリビアではなくなってしまう。

実際には今回のにしてもほかの回の場合であっても、「トリビアの種」コーナーの検証ビデオ撮影のもの、というのが一縷の救いか。
トリビアの種は番組内で検証してトリビアを作り出そうというもので、もともとあるトリビアではないからだ。
犬を使ったトリビアの種はすべてトリビアとはいえないということだ。

一方、統計的に調査したもの(「日本の理髪店でもっとも人気のある漫画は何?」とか)はきちんとデータを取っていたのならある程度信用できそうだが。
「あるある」の会員を使った実験はとても実験とはいえないようなものであるが、トリビアでは一応それなりの母数を使っているからなぁ。

演出といえばそうかもしれない。1回目の実験結果を上手に画像にできなかったから、同じような絵を作るために工夫をした、とのことである。

テレビの撮影は、取り直しができる、ということと編集することができる、ということがあり、表現しているものは全くの事実ではない、ということなのだ。
事実+演出があるので、演出を割り引かなければいけないが、視聴者にはどこまでが演出なのかわからない。

番組制作者は視聴者が演出をわからない、ということをわかっていないのが問題なのだ。