使っていないなぁ。グルーポン。

東日本大震災の前に話題になったのですが、覚えている人は少ないでしょう。
グルーポンの営業で沢山の店舗の営業が危なくなったという話。
店舗側だけでなく、提供する商品についても説明がおかしいんじゃないか?というのがありました。

店舗側は90%引きでクーポンを売り出すのに、グルーポンの不十分な説明でクーポンを多く発行しすぎて大赤字になってしまった、というのがありました。
客側としては、通常1万円のものが1000円で得をする、と思ったら実際は1万円のものは販売しておらず、通常販売なら2000円(原価なら1200円とか)で額面どおりの割引があるわけではない、とか。

大損した店舗はグルーポンを提訴し、グルーポンもその強引な営業方法や客への説明不備などを見直した部分もあったようです。アメリカのグルーポンでも問題が発生していたようですし。
その提訴について、地方裁判所からの判決がでました。

<グルーポン訴訟>説明義務違反なし、原告の請求棄却

実際のところ、グルーポンは大企業となっていて潤沢な予算があり、一方店舗側は赤字で裁判費用もママならない状況だったのだろう、と思われます。
裁判における説明義務が提訴側にあったために十分な証拠が用意できなかったのが敗因ではないでしょうか。

グルーポンの話から、「○○円お得!」というキャッチフレーズがあっても、「はたしてそうかな~?」と疑問を持つようになりました。
結果、グルーポンのようなネットクーポンは使うことがないですね。