すき家を運営するゼンショーは団体交渉始めるか?

私はすき家を使っていません。というのもアルバイトとの残業代問題が解決していないので、解決するまではすき家は使わない、と決めたからです。

「すき家」に労組との団体交渉求める判決 東京地裁

労働者は、正規・非正規に関わらず、団体を作って使用者と交渉する権利があるわけですが、アルバイト店員らが加入している労働組合首都圏青年ユニオン)はゼンショーとはかかわりがない、といってゼンショーは団体交渉に応じていないのです。
それが違法である、という判決がこのニュースなのですが、交渉というのは2者が交渉しましょう、という前提があって成り立つものなので、今回の判決で交渉が始まるかどうかは微妙です。きっとゼンショー側は控訴するでしょうから団体交渉は最高裁判決が出るまで始まらないでしょう。

ところで、こういったニュースでは、「判決文を読んでいないのでコメントは差し控える」といったコメントが企業からでてくるので、「それでは明日判決文を読み終わったかどうか質問します」ということをする記者はいないのかしら。
それで数日間毎日取材して、「○○(企業名)はまだ判決文を読んでいない、ということです。裁判所の判決に対してもっと真摯に対応しなければいけないのでしょうか? コンプライアンスの遵守を標榜しているのは嘘なんでしょうか?」 とか辛辣に批判してもらいたいものなんですが。

あ、「判決文を読みました。こちらは納得できないので控訴します」でお終いか。