厚労省はどういう対応をするのかな?

雇用機会均等法というのがあります。日本では性差によって雇用の機会に不公平があってはならない、ということです。

今日のニュースにある、縁故(コネ)による雇用は、この法律に違反しているとは多分いえないでしょう。
理念的に、雇用の公平さにおいて縁故というもので差別することが正当かどうか、ということですが。
縁故採用宣言で岩波書店調査へ 厚労省

岩波出版自体は歴史のある出版社ですが、社員数は数百人で、大会社というわけではありません。
また、学術系の本に強いことから、大学教授とかに知り合いがいる人の方が仕事がしやすい、というのはあるでしょう。私がネットで見る限りでは、概ね岩波書店に好意的です。

しかし私は会社として今回の対応はよろしくないと思います。

縁故で入社を決めるなら、定期募集しなければいいので、社員や著作者などから「誰かいい人はいないでしょうか」と探せばいいのであって、広く社員を募集するような定期的な募集においては、縁故を募集条件に課すのは不公平だと思います。
社内の業務にしても、全ての仕事において縁故なんて必要ないはずで(経理とか総務とか)、そのような人にまで縁故を要求するのはおかしい、でしょう。

定期採用はやめて、常時採用するようにすればいいんじゃないかな。