人工衛星の落下

アメリカの打ち上げた人工衛星が落下する、また人間に当たる確率が3200分の1、という話があって、話題になりました。
ニュースでもトップで人工衛星は日本には落ちない模様、と話していましたし。

結局、一部はカナダ西部に落下したようです。
NASA人工衛星が大気圏突入、カナダ西部に部品落下か

地上まで落下するのは人工衛星が大きく、落下の摩擦で燃え尽きないからです。春に小惑星探査衛星はやぶさが地球に帰還するときは、カプセルだけ発射して本体は落下中に分解し、燃え尽きました。

ところでアメリカの軍事戦略として、成層圏より上空の高高度でミサイルを迎撃する、ミサイル防衛構想というのがありましたけど、今回のような人工衛星の落下に対して攻撃して破壊し、落下の摩擦で燃え尽きるようにできれば、平和利用としてある程度の指示を得られそうです。

宇宙空間で利用の終わった人工衛星を破壊するのは、デブリを増やすことでもあるので、落下の分かった人工衛星を適切なタイミングで壊すことは今後も人工衛星が増えるだろうことを思うと大事ですからね。

今回のように地上まで落下する人工衛星は今後も発生するでしょう。地上に落ちる前に破壊できることが望ましいと思うのですけど、できるでしょうか。