米ドル以外の基軸通貨

基軸通貨というのは、国際間の為替の取引において、基準となる通貨のことだそうです。
今はアメリカドルが基軸通貨となっていますが、その前はイギリスポンド基軸通貨でした。
つまり基軸通貨は米ドルでないといけない、というものではないのですね。
アメリカの株価が値下がりし、ドルが弱くなってきました。基軸通貨は安定していることが条件ですから、今回のようにあまりにも乱高下するようでは基軸通貨としては信用にかげりが出てくる、ということです。

米ドルに変わる基軸通貨になりそうなのはユーロですが、まぁ、当分は米ドルでしょう。
今後強くなるかもしれないのが中国の人民元ですね。
中国は世界第2位のGNPで人口も多く、アジア圏の中心的通貨になっていくでしょう。日本は落ち目ですから難しい。インド、中国、東南アジア、オーストラリアといった国々で中心的通過になれば基軸通貨としてありうるかと。今後20年ぐらいの間に、南北アメリカやヨーロッパでも出回るようになると中国元の基軸通貨としての能力が満たされるかも。アフリカでには中国が結構投資しているので既に人民元は結構でまわっているでしょう。

まぁ、政治的にどうなの? というのがありますけど。
今後20年とか30年後には中国元が基軸通貨になってもおかしくないんじゃないでしょうか。

まぁ、それより先にユーロみたいな世界共通通貨ができる可能性のほうが高い気もしますけど。