放射能汚染の食材ねぇ

お茶の葉で放射能が検出されたニュースがでてから、食材に対する放射能汚染に対する危機感が増しているように思います。
内部被爆が怖い、というのもあるでしょう。

さて、約20年前のチェルノブイリでは今回の事故より大量の放射能がばら撒かれたわけですが、この時は、小麦に対して放射能汚染が心配され、汚染地域とされた地方産の小麦を使ったスパゲッティが大量に売れ残りました。
売れ残ったスパゲッティは第三地域、すなわちアフリカへ輸出されました。

私がザンビアにいたとき、ちょうどヨーロッパ産といわれるスパゲッティが出回り、私の自炊の大きな助けとなりました。市場で米も入手できますが、日本のお米と違って甘みや粘りが少なく、あまりおいしくはありません。チャーハンなんかにはいいのですけど。そうしたわけでスパゲッティは重要な主食です。

実際のところ、スパゲッティがどれだけ汚染していたのかは分かりませんが、健康に害を与えるほどではなかったと思います。放射能に対して過剰な反応をしていただけかと思います。

今回の福島での事故でどれだけの食材が影響を受けるのか良く分かりませんが、過剰な心配をするのではなく、きちんと計測して、どれだけの量なら安全です、という基準が出てくれれば、と思います。

根拠もなく危ない、といっている人が出てくるでしょう。昔と違ってブログやツイッターなどで個人が簡単に情報発信できる時代です。個人発信の情報においてはその情報の根拠をはっきり確認しておく必要があるでしょう。