判子は真直ぐにするものなのか?

ちょっと気になったtogetterの記事。
togetterとは、ツイッターで議論になった発言を投稿者がまとめたものです。

今回のは、中途採用の書類選考をしている方が、「履歴書の判子が真直ぐでない、とか写真を貼っていないあるいは貼っていても真直ぐに切っていない」というのは本当に採用していると思っているのだろうか? という発言からの議論です。

今は買い手市場だから、元発言者のように採用担当者の上から目線があり、それに対して反発的な意見が多く見られました。

採用する側から見れば、「もし、採用されたいと本気で思っているなら、見かけにこだわるでしょう。判子を真直ぐに押さない、写真を真直ぐ切らない、というのは採用にあたり、本気度を疑ってしまう。そうであれば、真直ぐ判子を押す人、きれいに写真を貼り付ける人の方を選びます」ということです。

応募する側からすると、この会社は「判子を真直ぐ押すかどうか」といったどうでもいいことにこだわるくだらない会社が判る、といったところもあるでしょう。

応募者がたくさんいて、判子の押し方や写真といった枝葉抹消の部分ではない、本質的な部分(たとえば職務経歴書の内容とか)でどちらを採用するか迷ったときに、履歴書の丁寧さを見る、というのであればまだ納得できるのですが、今回のは、面接に行く前の書類選考の段階で、判子の押し方が合否の判断に使われる、というところにこの会社の駄目さ、が出ているように思います。ちなみに、この採用担当者というのは会社の社長さんです。
皮肉に「勉強になります」と答えるあたり、さすがの人生経験者ではないでしょうか。
(これも皮肉ですね)