カザルスホール取り壊し

カザルスホールは日大の所有になり、使用料も安くて一般にも使いやすい物となっていましたが、今年の3月で閉館となります。
存続の動きがあったようですが、経済的に存続は難しかったようです。パイプオルガンは建設だけでなく、メンテナンスにも結構な費用がかかりますから。

よいホールに歴史的にも価値のあるオルガンが無くなるのはもったいない話です。

そこで、音響だけでも残しておきたいですね。
Milan digital audio社のHauptwerkというソフトは、バーチャルオルガンのソフトで、世界のオルガンを音源として取り込み、そのオルガンのシミュレーターとして動かすことができます。このソフトのオルガンデータとしてカザルスホールのオルガンを保存するのはどうでしょうか。

他の施設へオルガンを移すことが出来ればいいのですが、カザルスホールの音響は消えるわけで、Hauptwerk用のデータとして残せば、カザルスホールでのオルガンの音が記録されます。演奏音源として残すのも意味がありますが、オルガンそのもののデータとしてHauptwerkで残せれば、いろいろな曲をカザルスホールのオルガンで再現できるのです。

カザルスホールを管理している人たちは検討して欲しいです。