カップ麺について

カップ麺というと、一人暮らしの若者の御用達、と言うイメージがあります。しかし結構お年寄りの簡易な食事として出回っているようにも思います。

ところでカップ麺やカップスープは作るのが楽、と言うのがありますが、製品ごとに作り方に違いがありますね。思い出すだけでも次のようなものがあります。
・湯を入れ、混ぜてふたをして1分(または3分)待つ
・麺を袋から出してスープの袋を取り出し、湯を入れて3分待った後、スープのもとを入れてかき混ぜる
・スープのもとをあけてから湯をいれ軽く混ぜた後3分待つ
・麺とスープのもととかやくがあり、スープを取り出し、麺とかやくをあけて湯を入れ、5分待った後、スープのもとを入れてかき混ぜる
・かやくは2種類あり、湯を入れる前にあけておくのと、湯を入れて3分待った後、食べる直前に入れるのとがある。
・スープが2種類あり、湯を入れる前に開けておくのと、3分待った後にいれるものとがある。
・やきそばタイプであれば、ソースは出しておいてかやくをあけた後湯を入れ、3分待って湯を棄ててからソースを開けてかき混ぜる。
・さらにスパイスやマヨネーズがあり、食べる直前に入れて混ぜる

本当にカップ麺というのは簡単なのでしょうか?
確かに簡単と言えるでしょう。しかし今自分の前にあるカップ麺の作り方はどういう方法なのか直ぐに分かるでしょうか?
私は分からないので、側面とかシールに書いてある調理方法をいつも読み直します。

さて、老人の場合、こういったカップ麺の調理方法は果たして親切でしょうか?

そうとは思えません。母は時々スープの元を入れっぱなしに湯を入れるし、3分待ってからスープを入れるのか先なのかあやふやです。

多分、メーカーさんは、湯を入れる前と後とで味に違いが出るから調理方法に「湯を入れて3分待ってから」とか「湯を入れる前に」とか注意書きしているはずです。しかし老人にとっては調理方法は字が小さく、どこに書いてあるのかわかり辛いため、読むようなことをしません。

ユニバーサルデザインと言う考え方がありますが、カップ麺でのユニバーサルデザインとして、作り方の統一性があったほうがいいのではないかと思います。