95兆超えってのはどんなものか。

各省から来年度の予算請求を積み上げて、概算要求として出てくるわけですが、そこには計画の優先順位と言うものはないでしょう。とにかく計画しているものの実現に必要な予算を請求しているのであって、その計画自体が2010年にやらなければいけないものなのか、そもそも必要なのか、といったことは考慮していないでしょう。
過去最大の予算規模、ということですが、デフレ傾向にある中で予算を増やす、というのは活動内容を広げすぎでしょう。来年度の税収予想が40兆を切るのではないか、というのに90兆を越すような予算は無謀というものでしょう。
民主党マニフェストでの実施が謳われたいろいろな項目ですが、財源はどうするのか、というところで無駄を省く、ということでした。

民主党への批判が出てきそうですが、この概算要求は各省庁が作るものですね。不景気な中で過去最大の予算要求というのは与党への嫌がらせのようにも思えます。

景気回復にはお金を回すことなので、政府が率先してお金を使うのはいいことなのかもしれませんが、身の丈にあった予算にしてほしいですね。結局国民の税金なのだから。