デザインは斬新だけど。

「吸引力の落ちない掃除機」で名前がしられたダイソンですが、今度は「羽のない扇風機」を開発したそうです。

Dyson、“羽根がないのに風が出る”扇風機を発表

流体力学の応用ということですが、飛行機の羽のようなもので、わっかの内側と外側とで気圧を変えて風をおこすというもののようです。
記事の中では「毎秒119ガロンの空気を流す」ということですからちょっと計算してみましょう。1ガロンは3.79リットルです。119ガロンだと約450リットルになります。0.45立方メートルです。

パナソニックの扇風機のスペックを見てみると、
スタンド扇 F-KD401
風量がどれだけの量の空気を送り込むか、ですので強のときに3960立方メートル/h となっています。ダイソンは0.45立方メートル/s ですから時間を合わせて、
0.45×60×60 =1620 (立方メートル/h)
となります。
F-KD401の一番弱い風でも2700立方メートル/h なので、それの約3分の2です。
風速だとF-KD401で2.7m/secだからその3分の2と考えて風速1.8m/secがダイソンの送風機の能力と思われます。

そよ風といったところでしょうね。
これで300ドル近辺という値段はちょっと高いですね。
デザインはいいなぁ、と思うのですが。