質問の仕方を知らない人たち

質問する、というのはひとつの技術ですけど、経験によって質問する仕方が向上すると思います。
はてなのブックマークから知ったのですが、
「なんでも質問する」姿勢と「ググってから質問する」行動
に質問すること、質問する前にしておくべきこと、についてよくまとまっています。

私は自分の仕事のことや仕事に関わることについてブログにはほとんど書いていませんが、仕事に関わる情報の取得方法として、Q&Aサイトを使うのは日常的なことです。
質問するときは質問文を読んで提供している情報に漏れがないかどうか読み直しますし、当然ながらgoogleなどで検索もします。
質問する結果としては、直接的な答えもありますが、googleなどで使うためのキーワードを教えてもらったり、使っているソフトウェアにあるヘルプのどこを読んでみるようにという助言であったりというひとつクッションがはさんであるような答えが多いです。これはキーワードを使って検索しなおしたり、ヘルプを読んで理解を深めたりすることで質問以上の情報を得ることができ、単なる直接の解答を得る以上の効果があります。
私は逆に質問に答えることもあります。
そういう時は、質問にもよりますけど、直接的な答えではなく、間接的な答えになるようにしています。それが質問者の向上につながる、と考えるからです。

しかし、質問の中には直接的な解答だけが欲しいとか、必要な情報を教えてくれないとか、回答者に超能力を要求するものもあったりします。

最近のネットでのQ&Aでは質問に対する質問には答えず、直接的な解答だけを求めるものも多いように思います。「質問に対して質問で応える」のは、質問力を向上させる良い機会なのに、それを逃してしまいます。そうしてそういう人がまた程度の低い質問をしてくるのです。「質問する」という経験を生かしていない。

紹介したサイトですが、「質問する」という経験をいかに生かしていくか、という視点に関してはちょっと物足りなく感じました。