注目すべき新代議士

今回の選挙では、民主党が圧勝したわけですが、その中でも比例名簿に登録されて今回の追い風で当選した方がいます。

 落選確信し就寝→復活当選で起床…谷畑さん大喜び
小選挙区では負けたけれども、比例名簿で当選した谷畑さんが記事のタイトルになっていますが、記事の中に、次のような文章があります。

 「私も戸惑っているが、有権者の方がもっと戸惑っていると思う」。比例選東海ブロックで最後に当選を決めた民主党の新人、磯谷香代子さん(43)は苦笑した。
名簿登載順位は最下位。みんなの党が獲得した当選枠だったが、同党の名簿登載者の小選挙区での得票数が10%に達しなかったため、議席が割り当てられた。  
磯谷さんは大学卒業後、正社員としては2003年の1年間、金融関係の会社に勤めた経験があるだけ。その後はアルバイトをしたり、病気がちの両親の看病をしたりで、今は知人が経営する会社で1日2時間ほど手伝いをしているが、「無職と言えば無職かな」。

磯谷さんは無職だったようで、自分から「負け組み」といっていたようです。無職だったから選挙事務所のバイトをしたのでしょう。単なるバイトでも選挙活動なのだからということで入党もされたのだと思います。民主党比例名簿を埋めるため、末端党員であった磯谷さんをリストの最後に記入しました。そうしたら今回の選挙で当選。前回の杉村太蔵元議員は「市民感覚」を謳っていましたがいかんせん若く、その世代の市民感覚の代表としてはまぁ、ありだったかなぁと思います。今回の磯谷代議士は42才。しかも元無職。不況の折、仕事のなくなった人たちの本当の意味での代表とした活動が出来れば素晴らしいことでしょう。

7月の完全失業率は史上最低でした。359万人が職を失っています。磯谷さんはこの人たちとまさに肩を並べていた人です。たなぼたの議席でしょうけど、何とか頑張ってもらいたいものです。