お前の血は何色だ!

「実は青なんです。」
てなことがおきそうな記事がありました。
副作用は「青い身体」:食用色素で脊髄損傷を治療

薬がなぜ病気に効くかというと、症状の原因のひとつが体内の化学反応にあり、薬が化学反応を抑制するからです。薬の分子構成に似ている物質があると、薬と同じ効果が見込まれます。
この記事は神経の炎症を引き起こすプロセスを遮断するために作った化学物質と食品に色をつけるための添加物である「青色1号」とが似ていて、青色1号によって脊髄損傷の回復に青色1号が効果がある、という報告です。実験用のラット(ねずみ)に脊髄損傷をおこさせて(重りを腰に落として脊椎に怪我させる)青色1号を与えたのですが、そのねずみの写真があります。
手と耳、鼻が青いことがわかります。目も深い青になっています。
通常のラットはこの部分はピンク色です。
つまりこの色は血の色が反映しています。

臨床実験が出来るようになると、青い血の人が出てくるのかな。
どこかのマンガのせりふにある
「お前の血は何色だ!」(お前は人でなしだ!)
に対して
「ごめん、青なんだ」
というようなせりふまわしになるわけですね。