今後の調査結果を知りたい

Goo!ブログのトレンドランキングで知ったニュースです。
洗浄便座で細菌繁殖も、尻に病気の人ご注意

記事をまとめると、

神奈川県内の民家80か所、公共施設29か所で局部洗浄水を採取し、最近を検出した、とのこと。
民家では水道の水質基準の平均31倍。公共施設では10倍の一般細菌を検出し、民家のうち4か所で大腸菌群、さらにその中のひとつでは緑膿菌も確認された。
温水タンクは清浄な水道水が取り込まれるが、3~40度に温めるため塩素が蒸発し、ノズルの隙間などから進入した細菌が繁殖したと考えられる。民家の汚染度が高いのは使用頻度が少なく、タンクの水があまり入れ替わらないためと考えられるという。

ということです。

トレンドランキングに入っているので、ニュースにリンクしたブログがリストされています。上位何件かを読みましたが、「気になります」というだけで何の意見もありません。アフィリエイトのためにブログ記事にしてページビューを増やそう、というものでしょう。 ニュース記事を題材にするなら何かしらの意見が欲しいのですけどねぇ。どこが気になったのかぐらい書いて欲しい。

さて、このニュースの気になる点です。
・水道の水質基準の平均31倍
 これは飲料水基準の31倍ということのようです。水道水に大腸菌が含まれているのは問題ですが、飲料用ではありません。お尻の洗浄ですが、大腸菌は糞便に含まれているので、洗い始めの洗浄水には大腸菌が含まれます。緑膿菌は常在菌のひとつで、Wikipediaによると、「健康な成人の約15%、病院内では30-60%が本菌を保有している」ものだそうです。
 飲料水としては使えませんが、体の洗浄としては問題とは思えません。これでだめならプールに入れませんね。

・使用頻度について
 民家のタンクの使用頻度が少ない、というけど、通常の家であれば居住人数分ぐらいの回数は一日で使われると思います。公共施設などの便器は、自動洗浄機能があって、一定の時間流さないでいると、勝手に水が流れる仕組みであったりします。数時間で繁殖したのでしょうか。 同じ環境で、時間ごとの繁殖具合という調査がなければ、使用頻度との兼ね合いははっきりしませんね。どれだけの間、タンクの水が交換されなかったのか、という調査が欲しいです。逆にそういった調査がないと、あまり意味のある内容とはいえないかと。

比較するにしても、水道水との比較はどうか、と思います。風呂釜で使っている水とかすぐに暖かい水のでるシャワーの水とかと比べたほうが良いんじゃないかなぁ、と思います。
水道水との比較がなんだか作為的だなぁ、という気がするニュースでした。

細菌がいないほうがいいのはそうなので、このニュースで除菌とか殺菌のための薬が売れたりして。たとえばこんなの。

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